2025.01.31
大子の魅力がつまった“四度の風呂“-森林の温泉にいってみた!
季節を問わずアクティビティが楽しめる大子町。
せっかくなので、遊んだ後にゆっくりできる場所も見つけたい…と思い、今回は日帰り温泉施設「森林の温泉(もりのいでゆ)」に足を運んでみました!
こちらの施設は、今年1月にリニューアルされたばかり。
内風呂、気泡湯、ドライサウナ、水風呂、大露天風呂の5種類のお風呂を備え、中でも大子の豊かな自然に囲まれた大きな露天風呂が自慢の温泉施設です。
平日は地元の方に多く利用されていますが、土日は県外から訪れる方も多いとお話ししてくれたのは藤田直樹支配人。
「キャンプや登山、サイクリングを楽しんだ後、立ち寄られる方が多いですね。さっと汗を流して帰られる方、サウナや休憩スペースでゆっくり疲れを癒していくという方などさまざまですよ」
泉質はアルカリ性単純温泉で、神経痛や筋肉痛、関節痛、冷え性に効能があるとのことなので、アクティビティ後の疲れを癒すには最適な温泉というのもうれしいところ。
今年のリニューアルで大きく変わったサウナは、なんと総ヒノキ造り。
ヒノキ特有の豊かな香りにつつまれれば、至福のリラックスタイムになること間違いなし。
▲男女ともに総ヒノキ造りで、明るいサウナ室内。利用者からも好評の声が多い
一方で、根強い人気を誇るのが、季節ごとに趣向を凝らした内風呂。
冬至には柚子湯、端午の節句には菖蒲湯などさまざま用意される中で、やはり一番人気なのは、大子町の特産品であるりんごを浮かべたリンゴ風呂。
「地元のりんご園さんの協力で、毎日入れ替えて新鮮で香り高いりんごがご用意できています。ぜひ、一度体験していただきたいお風呂です」と藤田さん。
見た目のインパクトはもちろんですが、りんごの甘く爽やかな香りが広がるお風呂はなんとも言えない心地よさだとか。冬の風物詩として地元はもとより、県内外からこれを求めてやってくるという方も少なくないそうです。
▲りんごがいっぱいのお風呂なんて、まるで絵本の世界
また季節に関係なく、毎週土曜日には女湯限定で「バラ風呂」も実施しているとのこと。
▲バラの香りに包まれてゴージャスな気分が味わえそう
お風呂やサウナの後は休憩室でのんびりできるのも、温泉施設の魅力。
広い座敷ではひと休みだけでなく、食事も可能です。
▲お風呂といえば、おなじみの牛乳ももちろん楽しめます
▲館内には地元の特産品が並んだ物産コーナーも
このほかにも冬の時期は、支配人お手製の竹灯籠が露天風呂を優しく照らすなど、さまざまな趣向でお風呂を楽しませてくれる森林の温泉ですが、支配人のおすすめは「やっぱり露天風呂ですかね」。
男女とも露天風呂は、天然石の岩風呂で、八溝山系の大自然を見渡すことができ、初夏の緑や秋の紅葉などさまざまな景色が堪能できるとのこと。
中でも、澄んだ空気の中で満点の星が瞬く冬の夜の露天風呂は格別だそう。
「季節ごとに違った魅力を楽しんでいただけるので、ぜひ自分だけのお気に入りの季節を見つけていただきたいですね」
大子町といえば、昔、西行法師が「この滝は四季に一度ずつ来てみなければ真の風趣は味わえない」と袋田の滝を絶賛したことから「四度の滝」と名づけられたとも言われています。
そう考えると、森林の温泉はまさに「四度の風呂」。
利用者の方が何度も足を運びたくなるのも頷ける、リラクゼーションがここにありました。
詳細は下記よりご確認ください。
森林の温泉/http://morinoideyu.com/