MENU

DAIGO NATURE BASE

NEWS

2023.02.17

【スポット紹介】大子広域公園オートキャンプ場 グリンヴィラ

■県内屈指の人気を誇るあのキャンプ場に行ってみました!

「キャンプをしてみたいけどどのキャンプ場がいいのかわからない」。
そんなときに参考にしたいのが「オートキャンプ場星マーク」。日本オートキャンプ協会が、キャンプ場選びの目安にしてもらうべく、1988年から行っている認定制度です。総合評価のほか施設、サービス、アメニティ(快適性)などの観点から最高5ツ星で評価するもので、現在、日本各地に数多くのキャンプ場がある中、5ツ星を獲得しているのは国内でたった8箇所だけ。

その一つが、大子町にあるのをご存知でしょうか。
それが、「東日本一のキャンプ場」ともいわれる「大子広域公園オートキャンプ場 グリンヴィラ」。今回はその人気の秘密を探るべく、キャンプビギナーの編集担当が「グリンヴィラ」にお邪魔しました。

奥久慈の豊かな自然に囲まれた「グリンヴィラ」は、広域公園の一角にある高規格オートキャンプ場。
まず、キャンパーを出迎えてくれるセンターハウスには、売店やレンタルなどが充実。さまざまなグッズが並ぶ中、スウェーデントーチ用のウッドキャンドルの中に、りんごの木を発見。火をつけるとほんのりりんごの香りが漂うという、なんとも大子らしい一品で、聞けば入荷数が少ないこともあり人気商品とのこと。

さらにこのセンターハウスには温泉施設も!庭園を備えた露天風呂もある自慢の温泉は神経痛や筋肉痛、疲労回復などに効能のある泉質。まさか、キャンプ場で温泉に入れるなんて驚きです。


洗面台など施設も、明るく清潔感があり女性も安心

芝生の広がるテントサイトに足を運ぶと、個別サイトのほか、キャンピングカーサイトやフリーサイトなど82サイトと充実。100㎡と広めの個別サイトは、最近人気の大きめのテントなどもゆったりと設置できるのもうれしいポイント。
「グリンヴィラ」の標高は約180mと決して高くない場所ですが、周囲に遮るものがないのでテントサイトに寝転ぶと広い空を独り占め。天気のいい日の夜は満点の星空を堪能できるので、眺めているうちに日々の喧騒なんて忘れてしまいそう。


大子の夜空はさながら、天然のプラネタリウム

キャビンサイトは、グループやファミリーで利用でき、木のぬくもりにほっとできるキャビンなど18棟。一部のキャビンは、2021年3月にリニューアルされ「良品計画」の家具や寝具が備え付けられ、シンプルながら統一感のある室内はサードプレイスに最適な心地よさでした。

このほか、北関東のキャンプ場ではここにしかないトラベルトレーラーはファミリーに人気。キャビンとは打って変わってアルミボディの本格的アメリカントレーラーの中は、意外と広々としていて機能的。車内の「非日常感」「秘密基地感」に、子どもはもちろん大人も思わず童心に帰ってしまいます。

最後に見せていただいたのは、場内3箇所にある炊事棟「サテライトハウス」。開放的で広い建屋ですが、屋根もあるので、この炊事場なら安心してキャンプ飯の準備ができそうです。

そういえば、確か「グリンヴィラ」は開所20年…炊事場も、先に見せていただいた温泉もキャビンも明るくて清潔感もあってきれい。リニューアルはあるものの、キャンプ場の施設ってこんなにきれいなものでしょうか。
「従業員のこまめな清掃など施設維持への情熱の賜物なんですよ」。そう教えてくれたのは、支配人の伊藤久さん。「施設の規模や設備などハード面で恵まれていることに甘んじることなく、キャンパーの皆さんをサービスでお迎えしたいと日々心を配るスタッフが、グリンヴィラの自慢です」。

「グリンヴィラ」では多彩なイベントも人気で、いまやイベント目当てで訪れる人もいるほど。あえて真冬(2月の第三土曜)に夜空の下、「越冬キャンプ」と称して全国のキャンパーが集いキャンプ談義に花を咲かせたり、子育て後の男性がソロキャンプを楽しむ「おやじキャンプ」など多彩なイベントも、スタッフが利用者の方の声を受けて一緒になって作りあげてきたもの。10数人で始まったイベントが100人規模に成長したものもあり、キャンパー同士の繋がりも創出しているそうです。

なるほど…1日お邪魔して、「グリンヴィラ」の人気の秘密が少しわかったような気がします。ここなら、初心者のわたしでも、安心してキャンプが楽しめそう。「3月上旬ぐらいまでは比較的予約が取りやすいですよ」と支配人に教えていただいたので、帰ったらさっそく予定を確認してみようっと。

BACK NUMBER LIST