2024.09.27
里山だいごの恵みとごちそうフェア イベントレポート
記録的猛暑となった2024年の夏。
9月に入ってもまだまだ残暑が厳しいですが、昔から「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるように、耳をすませば秋の足音はすぐそこまで聞こえています。
秋の大子町といえば、1年の中でも特に観光客が多いハイシーズンとなるほど、さまざまな魅力にあふれています。
そんな秋の大子町の魅力を一足先に発信するイベントが、9/14(土)、15(日)の2日間に渡り、東京・下北沢のボーナストラックにて開催されました。
▲これからイベント会場に入ります
「里山だいごの恵みとごちそうフェア」と銘打ったこのイベントは、『メイドインだいご』『ふるさとだいご』をキーワードに、大子町の特産品生産者や事業者がブースを出店。
実は、このイベントは一昨年から開催され、今回が3回目。前回の反響が良かったこともあり、さらにバージョンアップを果たしました。
特筆すべきはグルメの充実ぶりで、奥久慈しゃも、奥久慈りんご、奥久慈大子こんにゃく、奥久慈茶など、大子町を代表する定番グルメはもちろん、大子町産さつまいもを使用した冷やし焼き芋やホリエモンがプロデュースするお出汁をコンセプトにしたカレー専門店「カレーだしっ!」と大子産米がコラボレーションした2日間限定のスペシャルメニューなど、1日では食べきれないほどの豊富さ!
取材をしたのは猛暑といっても過言ではないほどの暑さとなった初日の午後でしたが、会場に着くとすでに多くのお客様で賑わっていました。
筆者がまずいただいたのは、奥久慈しゃものジャンボ焼き鳥(塩)。
やっぱり大子町のグルメを語る上で、しゃもは欠かせません!人気店「だいこん」のご主人が自らその場で炭火焼きしてくれます。
その特徴を一言で説明するなら、脂肪分が少なく緻密でしっかりとした歯応えと、ジューシーで深いコクのある味わい。実際に食べてみると、確かに歯応えはしっかりしているのに、決して硬いわけではなく、肉の旨みがギュッと詰まっていることがわかります。
また、こちらのお店では食材によって使う塩を変えるというこだわりようで、しゃものおいしさを最大限に引き出しているように感じました。
続いては、取材に行ったら絶対食べると心に決めていたカレーをいただきます。
魚介のお出汁の香りを楽しむ繊細でアッサリとしたカレーと、大子町産のコシヒカリを組み合わせたスペシャルメニューです。
トッピングは鰹節、刻み生姜、刻みのり、そして袋田食品のピリ辛玉こんにゃくの純和風仕上げで、お出汁の風味も相まって新感覚の味わいでした。和食感覚のカレーは、甘味がありもっちりとした大子産米との相性もバッチリで、2日間限定にするのはもったいないと思った次第。いつか別の機会にも出店することを期待しましょう。
デザートに選んだのは、FUJITA APPLE ORCHARDのりんごのジェラート。こちらはサザコーヒーとのコラボレーション商品で、普段はりんご園に直接行かなければ食べられない逸品です。
りんごは食べやすくカットされシャキっとした食感が楽しめます。しかも皮ごと入っているので、風味が口いっぱいに広がります。全体的な味のバランスとしては、すっきりとした甘さで、そこにシナモンがアクセントになっており、爽やかな大人のデザートといった印象で、絶品でした。
お客様の中には海外の方も多く、おやきや奥久慈茶といったトラディショナルな食に興味津々といった様子。
カタコトのコトバで互いに何とかコミュニケーションを取ろうとする姿は、微笑ましくて優しい世界でした。
▲大子町産さつまいもの冷やし焼き芋を販売
▲大子町では昔から親しまれてきた冷やし田楽
▲定番の奥久慈茶やおやきなども販売
また、グルメばかりでなく、大子産木材のクラフトストアYOSHINARIや、蔵をリノベーションしたプライベートサウナ付きの一棟貸し古民家宿泊施設DAIGO SAUNAといった注目のショップや施設も出店。
ちなみに、大子町では「大子町サウナ活性化事業補助金」という新たな支援体制も生まれるなど、本格的にサウナが町のカルチャーとして定着することを目指しています。イベントの開催や環境整備の支援などをより積極的に取り組んでいきますので、ぜひ今後の動向にもご注目ください。
【参考】
https://www.town.daigo.ibaraki.jp/page/page007606.html
美味しいものをたらふく食べて、いろいろな人とお話をしていたら、あっという間に夜になっていました。
名残惜しさを感じつつ、今度は実際に大子町でいろいろと体験してみようと思いました。
【BONUS TRACK(東京・下北沢)】