2023.11.24
今からでも間に合う!晩秋の穴場紅葉スポット
連日メディアやSNSで紹介される紅葉の情報。
赤や黄色に色づいた鮮やかな景色を体感したいとは思っていたのに、残暑に辟易していたら、今度はあっという間に寒くなっていて…
紅葉を見ずに秋が終わってしまいそう、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
大子町には、県内で最も早く紅葉が始まるといわれる八溝山をはじめ、茨城県内屈指の景勝地である袋田の滝、通称「もみじ寺」と呼ばれる永源寺など、紅葉の名所が多数ありますが、実はこれらの定番スポットから少し遅れて見ごろを迎えるスポットがあるのをご存知でしょうか。
今回は、今からでもまだ間に合う、晩秋の穴場紅葉スポットをご紹介します。
【月待の滝】
久慈川の支流である大生瀬川が作り出す、落差17m、幅12mの三筋に流れ落ちる滝。
水に濡れずに滝の裏に入ることができることから、別名「裏見の滝」または「くぐり滝」ともいわれ、季節を問わず人気のスポット。
滝に向かう道にはたくさんのもみじが植えられており、紅葉の季節に赤く染まる景色は格別。
落ちたもみじの葉が、水面を彩る様は風流の一言に尽きます。
【月居山】
袋田の滝からすぐそばに位置する月居山(標高404m)は、つり橋を渡って滝方面に散策するハイキングコースが人気です。
月居城跡、月居観音堂などの散策もできるので、歴史の息吹も感じられます。
紅葉を楽しむには少し山道を進む必要がありますが、アップダウンのあるコースを進んでいくと、真っ赤に染まったもみじが現れたり、足元に「赤い絨毯」が広がる場所があったりと、思わずカメラを構えたくなること間違いなし。
【生瀬滝】
袋田の滝から約200m上流にあり、「奥の滝」とも呼ばれる生瀬滝は、迫力満点の袋田の滝とは打って変わって、静かな佇まいが魅力の国指定の名勝地。
大きな滝壺に注ぐ高さ約10m、幅約27mの滝は、幾重にも白糸を垂らすように伝い落ちる水の流れがみどころ。
静けさの中に広がる白い滝の周囲を、赤や黄色に色付いた葉が彩る景色は、まるで絵画を切り取ったような美しさです。
最後に、紅葉と合わせてお楽しみいただきたい、この時期ならではの景色をご紹介しましょう。
それは、NATURE BASE DAIGOブランドロゴのモチーフにもなっている「雲海」。
昼夜の寒暖差が激しいこの時期は、雲海の出現する確率が高く、男体山頂上などでは、気象条件に恵まれれば、幻想的な景色が体感できるかもしれません。
だいたい朝8時前までが雲海を見られるチャンスなので、少々早起きする必要はありますが、眼下に広がる景色は一見の価値ありです。
11月最後の週末は、大子町で秋の名残と冬の訪れを探してみませんか。